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  • sabrina-yokohama

眠れないのですが、、、

ここ最近、日中でも風が冷たい日が増えてきましたね。暗くなる時刻も早くなり、秋の夜長を楽しむ方も多いのでは?しかし、「夜は苦手。」という方もいらっしゃいます。


理由は、「不眠症」です。


不眠症のタイプはいろいろあります。

・寝つきが悪い

・寝てもすぐに目が覚めてしまう

・眠りが浅い  など


原因も様々ですが、今回は不眠症が原因で、ちょっと困った症状にお悩みのお客様のケースをご紹介します。


『お客様からの嬉しいご連絡』



最近いらしたお客様の症例


80代ですが、とてもお元気でおしゃれな女性。歩き方も動作もしっかりしていて年齢よりもずっと若く見えます。しかし、もう数十年の間、不眠で悩んでおり、ずっと薬で症状を抑えてきたそうです。


今回のご相談は、「眠れない」「目が眩しい」

聞いただけでは関連性のない症状に思えますが、実はこの2つの症状はとても密接に絡んだ症状でした。


昨年に白内障の手術を受け、白内障は良くなったのですが、術後から目が眩しくなってしまったそうです。眼科はもちろん内科などいろいろ診てもらったそうですが、原因はわからないままでした。ある病院から紹介された眼科で診てもらったところ、先生に「この症状は睡眠薬が原因ですよ。薬を止めて診てください。」と言われたそうです。そこで薬を止めたのですが、今度はまた眠れなくなってしまい困って来院されました。


なぜ、「眩しい」原因が薬なのでしょうか?

睡眠薬は副交感神経を優位にする作用があるので、筋肉を弛緩させる作用があります。薬を長期服用の場合、目の筋肉に異常が出てもおかしくありません。筋肉が弛緩してくると、かすみ目・ぼやけ・複視・そして眩しいなどといった視覚感覚異常、眼瞼の痙攣なども起こる可能性があります。


それでもやっぱり、「睡眠薬」

「睡眠薬」は他にも「めまい・ふらつき・頭痛・倦怠感・不安感など」の副作用が使用上の注意として説明されていますが、それでも眠れないのは辛いことです。私のお客様でも、「薬はやめたいけど、辛い時はつい飲んでしまう」という方はとても多いです。

断薬には、医師の指導が必要だし、医者はお薬で治すのが基本だし、、、

堂々巡りで、お困りの方も多いと思います。


頭に気が滞る

でも、このお客様、1時間の施術の途中から寝息を立てて気持ちよく眠っていました。そして、その日の夜はゆっくり眠れたそうです。

なぜ、眠れたのでしょうか?

東洋医学では、(ここでは本当にザックリですが)「気」が体の上部・頭に登ったまま滞留してしまうと様々な症状が現れます。その一つに、不眠があります。

なので、上に溜まってしまった「気」を下に流してあげれば、その症状は収まります。

本来であれば、首から背中、首から肩、肩から腕など頭から気が流れる道は、いくつもあります。しかし、このお客様は「肩と背中が凝って仕方がない」とおっしゃっていました。肩や背中のコリで頭の「気」が逃げ場を失っていたのです。ですから、施術は「気」の逃げ場を作ることになります。


施術期間中、薬の併用はOKです

「よく眠れた」とは言っても、相手は数十年来の不眠。

「気」を下げたとしても一時的であり、症状が戻ることが多いです。施術は、「眠れた」「眠れない」を何度も繰り返しながら行っていきます。当然、薬がないと辛い時もあります。ですから、私の施術の場合は、無理に薬をやめることはお勧めしていません。(ただ、必要以上の使用、他薬との過剰な併用は、処方している医師・薬剤師に相談するようお願いしています。)

それでも、「使用の間隔が毎日から週2・3度に減った」「飲む量が半分でも効くようになった」などの話をいただくことがあります。同じようなことで、睡眠薬に限らず鎮痛剤も当てはまります。


お悩みのの解消法

今回のお客様の症状は「不眠」と「目が眩しい」でした。

医者から薬が原因と言われ薬をやめたけど、「不眠」は解消されていません。況してや、目の症状も改善されないとなれば不安も大きくなってしまいます。

不眠の原因は生活習慣・生活環境・人間関係など多岐に渡ります。原因はどうであれ、まずは頭の「気」の滞りを解消すること。それには、「肩・背中のコリを解消する」ことは逃げ道を作り気血の流れを良くしていきます。

気血の巡りを良くして、心身のバランスを整える。東洋医学の推拿・鍼灸療法ならではの治療法です。

今後、しばらくは週に1回の施術をご希望なので、一歩ずつ症状が改善する施術を心がけていきたいと思っています。




東洋医学は美容と健康に役立つエッセンスの宝庫。

でも、東洋医学(主にに中医学)は漢字ばかりで難しそうなイメージが、、、

このフログでは、そんな方にもわかりやすいように、学問としての東洋医学ではなく、実際の治療現場で目にしたり・自分が経験した事例を元に、東洋医学をご紹介します。

(化粧品業界で13年、治療現場で12年の私個人の意見も含みます。)

きっと、あなたの美容や健康にお役立ていただけるはずです。


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