症状別施術例

CASE

​すいな鍼灸院が実際に行った施術例

腰痛・肩こり・頭痛から原因不明の痛みや不調まで。​当院の行う代表的な症状へのアプローチ法です。

背中・腰

 

▷ 腰痛

 

【年齢】男性 50 代  【性別】男性 【職業】会社経営【病院での診断】脊柱管狭窄症

主症状▷歩行時のシビレ 初回来院日▷2020年2月

歩いて暫くすると、足がシビレて歩けない。しばらく休むとまた歩けるようになる。

この方は、主に左足シビレがあり休まないと歩けない。シビレは、お尻から太ももの外側を経て足の甲にかけて。右足も程度は軽いが、違和感が生じる。冬ということもあり、足先の冷えを強く感じ、じっとしていても痛みを感じる状態でした。

病院での診断は「脊柱管狭窄症」。痛みが強かったのでブロック注射を数回行ったが、痛みの改善がなかったので来院。

普段から車での移動が多く、コロナで家でじっとしているいることが多くなってしまったこと。歩く機会が減り、体重が増えてしまったこと。これらもシビレを悪化させている原因とご自身が考えている。

【施術】

『初回』足の血流改善を目標にする。腰部の張りが強く、腰椎の触診が正確にできないため腰部への手技は軽くし、腰部の張りを緩めるために、首・肩の膨隆部を中心に施術。足底、足関節を柔軟にするため、関節周囲の瘀血・老廃物の排除を図る。足関節を念入りに施術。足の感覚が軽くなり、足先の温感を実感。立ち座り、歩行もいつもよりスムーズになる。週1回、同じようなことを繰り返し(太もも内側も追加)、1ヶ月後には、歩行時シビレがでるまでの距離が伸びたことと安静時痛がなくなる。その後、腰部と臀部の特に仙骨周りの鍼と推拿を行う。2ヶ月後には、歩き方も以前に比べスムーズになり、更に歩行継続距離も増えた。また、目視で立位時の腰椎の前弯が緩んだように見えた。

▷ ぎっくり腰

 

【年齢】40代 【性別】女性 【職業】パート事務 

施術回数▷2回(3日で2回)主症状▷屈むことができない・腰が痛い 初回来院日▷2019年12月中旬  

一昔前では、「医者はぎっくり腰の患者を診ると頭が痛くなる。」との言葉があるほど原因とその治療が厄介な症状でした。

今でもその原因ははっきりしていないと言うのが実情です。しかし、昔から推拿・鍼灸はぎっくり腰は得意分野。

今回のぎっくり腰は推拿によって施術。2回で屈むことができた事例です。元々、腰痛持ち。仕事でいつもと違い何度も繰り返しモノを運ぶ作業をする。その時は、何ともなかったが翌日起き上がるにも一苦労。屈めなくなってしまった。コルセットを着用してなんとか来院。ぎっくり腰にはいくつか要因がありますが、今回は元々腰痛に慣れない作業が腰の筋肉に負荷をかけたため、筋肉が拘縮し痙攣、激痛と動作障害が起きた可能性があります。

【施術】

腰部の筋肉は、硬くなっているため手での施術には細心の注意が必要です。初めは、力を入れずに筋肉の緊張を緩和します。腰痛に効くツボが脚にはいくつもあるため、脚をツボを中心にしっかり施術を行い。最後に、腰と骨盤周りの筋肉を緩め、徐々に可動域を広げていきます。一回の施術で、他動(術者が動かす)的な動きができるようになり、2回目には自分で屈むことができるようになりました。

▷ 腰からお尻にかけて痛い

 

【年齢】80 代  【性別】男性 

主症状▷腰からお尻にかけて痛い 初回来院日▷2021年12月

自営業の仕事を数年前に辞めてから、いっきに体調が変化。大腸の病気など手術もしたせいか、体力的にも弱くなり、周りからは背中が丸くなったと言われるように。その頃から、腰痛も感じるようになり、病院では脊柱管狭窄症と診断される。体の左側が張りやすく、腰から腿・脛の外側に張りと痛みを感じる。温めると症状が落ち着くようで、朝に蒸気で温めるグッズでケアしているが、日常家事など体を頻繁に動かすときはコルセットをして腰を保護しているとのこと。

【状態】

本人は腰の痛みを訴えているが、首から背中・腰と左に捻れ偏っている。臀部に硬結も見られ、坐骨神経痛の様相も見られる。

表層ではあまり感じないが、深部では押圧による痛みを強く感じる。

【施術】 

骨粗鬆症でもあるために、力加減を調整して慎重に施術。腰椎2番から5番の辺りに大きな硬結が見られた。かなり硬かったので、鍼を使用。初めは、腰・臀部・下腿坐骨神経および下腿外側に刺鍼。2回3回は同じ施術を行い、4回目からは首肩を推拿。4回目では、臀部(坐骨神経付近)への鍼でかなり硬結が改善。首肩の推拿ではコリを解消して体の捻れの改善できるように施術。

【その後】

体力的な面で、施術後は怠さが出る様子。毎回、2・3日経つと体が楽になるとおっしゃいます。深部の硬結が強いため、ストレッチなどの紹介はせず、体を温めることと寝る時の体制や呼吸の整え方など体力の温存法を中心に行なっていただいています。

▷ 背中が痛い

 

【年齢】40 代  【性別】女性 

主症状▷背中が痛い 初回来院日▷2019年9月

背中、特に背骨の際の辺りが痛い。20代の頃に、事故で首を痛める。しばらくして落ち着いたが、30代の頃に再発。以降、背中を中心に首・腰の痛みや張りを感じる。疲れやすく、寝てもスッキリしないことが多い。

【状態】

後頭部・首のあたりは、少し他より冷たく、硬い筋肉と柔らかい筋肉が入り混じっている。過去に筋繊維を損傷した証でムチウチの後遺症が見られる。特に、首肩の付け根あたりから、背中にかけて起立筋の硬結がある。足先の冷えも強いので、不眠や頻尿・疲れやすくなる可能性がある。頬の咬筋にも硬結があり、就寝時の食いしばりが推測される。本人も仕事も忙しいようで、ストレスなどとの関連性が疑われる。

【施術】 

初めは、背中・首の硬結・腰・足と順に膀胱経という経絡に沿って張りを行う。気の流れを整えてから、背中に推拿を行う。鍼だけでは、中々硬結が解消されず、首から仙骨まで丹念に推拿を行う。脚は鍼と推拿でほぐれた感じになり、温かくなった。2回目の施術時には、背中の張りは元の硬さに戻っており、仕事など忙しさや普段の姿勢が痛みに影響してると思われる。引き続き、週1回程度鍼と推拿を併用しながら治療。

【その後】

仕事など忙しさの影響は避けられないので、疲れが溜まることのないよう施術でリセットするようにしている。通っているうちに、背中の張りも楽になってきて、痛みの頻度も軽減している。それでも、良い時と悪い時があるので、継続的にケアを行なっている。

▷ 猫背になると腰が痛い

 

【年齢】40 代  【性別】男性 

主症状▷猫背になると腰が痛い 初回来院日▷2022年4月

テレワークにより座っている時間が長く、時には4〜5時間ずっと座りっぱなしということも。歩く機会も減り、運動不足も気になる。今まで、腰痛や肩こりを感じたことがなかったので、気になって来院。

【状態】

左の腰とお尻の境、腰仙関節に当たる部分を中心に張りが強くある。お尻の筋肉も硬く、長時間座った状態で臀部の血流が悪くなっている可能性がある。背中から腰を診ていくと、肩の肩甲骨辺りに大きな張りが確認でき、本人に確認すると肩こりも最近感じるようになったとのこと。学生時代ハンドボールをやっていただけに右肩は特に筋肉があるが、肩関節・肩甲骨周りに硬さがあり動きが悪くなっている様子。肩と腰の張りの強さと動きの悪さが、背中が丸まってくる(猫背)だと腰が痛くなる原因だと思われる。

【施術】 

初めは、全体的に張りをと取り除いていくために、背中・首の硬結・腰・足と順に膀胱経という経絡に沿って推拿を行う。腰の張りを取るために臀部の筋を緩めていく。次に、肩と腰のバランスを取るために肩関節・肩甲骨周りの動きを良くする推拿を集中的に行う。最後に、腰椎・仙腸関節の動きを良くする推拿を行い、1回の施術で猫背になった時の痛みはなくなる。

【その後】

今まで、大きな怪我や慢性的な痛みもなかったので、1回の施術だけで終了。テレワークなと仕事や日常の姿勢が大きく変えられないので、休憩などを一定時間で取るようにしていただき、肩周りと背骨を軽く動かすストレッチのおこなうようにしていただいた。

▷ 今年3度目のぎっくり腰

 

【年齢】40 代  【性別】男性 

主症状▷今年3度目のぎっくり腰 初回来院日▷2022年4月

今まで腰痛など感じたとこがなかったが、今年に入ってから腰が曲げられなくなったり、かがめなくなったりすることが立て続けに。理由は、わからないとのこと。ただ、今年に入ってから自宅で仕事をすることが多くなった。花粉症の症状が最近はひどいのも気になるとのこと。ヨガなと簡単で短時間の運動は行なっている。内臓など何か病気ではと、気になって来院。

【状態】

デスクワークの多い方に特徴的な左の腰とお尻の境(腰仙関節)に当たる部分を中心に張りが強くある。ギックリ腰でかがめない場合に多いお尻の筋肉の硬さがあり、ご本人もここが固くなっているのが初めてと気にされていた。しかし、今回のケースは長時間座った状態で臀部の血流が悪くなっているとは少し違う可能性がある。腰回りだけではなく、背中の中間あたりから横腹・お腹周りの張りがとても強くある。背中を診ていくと、肩の辺りの盛り上がりに左右さがはっきり見てとれる。背骨自体の側湾などはないが、座位の姿勢でのバランスの悪さが想像できる。

【施術】 

うつ伏せが難しそうだたので、初めは横になってもらいお尻の筋肉をほぐしていく。腰椎・仙腸関節の部分の硬いところは集中的に推拿してから、横腹を起点に腹膜全体の緊張を緩めていく。思ったほど硬さが取れてこないので、バランスの悪さの原因となってる肩周りの推拿を行う。見た目通り、肩甲骨の外側の筋肉がパンパンに張っており脇から側面をほぐす。うつ伏せにできそうになったので、うつ伏せになっていただき、背中・腰・足と順に膀胱経という経絡に沿って推拿を行う。大腿部後面にも張りがあったために筋を緩めていく。最後に、腰椎・仙腸関節の動きを良くするストレッチを行い、ゆっくりではあるがある程度の動きができるようになった。

【その後】

今まで腰痛などがなかったことやご自身で定期的な運動習慣があるため、1回の施術だけで終了。施術後に安静にすることは控えていただき、ゆっくりで良いので体を伸ばして動かすように、寝起きもうつ伏せになって体を伸ばしてから動くこと、肩周りのストレッチを十分に行なっていただくようにしていただいた。

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首・肩

 

▷ 頚椎症

 

【年齢】70 代  【性別】女性 【職業】自営業【病院での診断】頚椎症

主症状▷歩行時のシビレ 初回来院日▷2021年8月

こめかみ痛で眠れない めまいもひどくとにかく辛い。病院では頚椎の5番から7番の間隔が狭いことが原因で「頚椎症」と診断される。元々、偏頭痛があり、ふらつきもたまにあることが気になるとのこと。20 代の頃から胃が弱く、胸焼けも頻繁にあるとのこと。来院前は、病院で頚椎の牽引など、リハビリを受けていたが、全く症状が改善せず、痛み止めの服用がこれからもずっと続くのではと不安になって来院。

【施術】

首肩を触ってみて、肩周りの筋肉が異常に緊張していること、特に肩甲挙筋の硬結がみられた。こめかみの痛みは、耳の周りのツボと頚椎の1番2番を推拿で施術し、気血の流れを良くしたことで大きく改善。3度目の施術の時には痛み止めを飲まなくても済み、睡眠も十分にできるまでになった。4回目の時には、こめかみの痛みは落ち着き、肩の凝りも気にならなくなる。その後肩こりに悩むお嬢様もご紹介いただき「一週間に一度は来たい!」と、とても満足していらっしゃいます。

▷ 寝違え

 

【年齢】40 代  【性別】女性 【職業】主婦

主症状▷首が動かせない 初回来院日▷2021年8月

起きがけに、ちょっとした動きをしただけで頸部に痛みが生じ、振り向くことができないなど首が動かせないので受診。寝違えは、まだ原因と病態ははっきりしていないが、頸部の筋肉が固くなり、やや斜頸位を呈するケースが多い。

【施術】

頸部の筋肉が張っているので、肩から頸部にかけての筋肉を推拿し、筋をほぐす。腕・肩のツボを押圧し、頭部の動きを促す。

一回の施術で、頭部の回旋。振り向く動作などができるようになった。

▷ 食いしばり

 

【年齢】50 代  【性別】女性 【職業】会社員

主症状▷首のコリと頭痛 初回来院日▷2020年6月

首のコリと頭痛が悩みで受診。食いしばりが原因と思われる、口腔に骨隆起が認められる。食いしばりがある場合、顎の筋肉も硬いが、頭部の筋肉・肩の筋肉が硬い場合が多い。また、睡眠の質が良くないため、寝ても疲れを感じるケースが多い。

【施術】

肩の緊張を除くために、胸背部の大きな筋肉をほぐす。手腕をゆっくり揉みほぐし、頭部のツボを押圧。首の緊張がほぐれて、スッキリした感じになったとの感想をいただいた。週1回で4回の施術。頭痛の回数が減少。睡眠の状態を安定させるために、二週間から1ヶ月に1度程度の頻度でメンテナンスを継続。

▷ 振り返る時に痛みが出る

 

【年齢】60 代  【性別】男性 

主症状▷振り返る時に痛みが出る 初回来院日▷2021年11月

10年以上に3度も交通事故で、それそれ違う角度から首を痛める。常に、痺れや違和感があり、腕にも同じような症状がある。一番辛い動作は後を振り向く時。(コロナで自転車通勤になり、車が来ないか振り向く時が痛い)歯医者で座る時のように、ずっと上向いていることも苦手。

状態】

3度の受傷で、首は複雑に捻れと、筋繊維の損傷による硬結に触れることができた。首だけでなく、肩、腕にまで硬結が認められた。特に、上腕二頭筋は、ムチウチの影響からか筋萎縮が認められた。

【施術】

まずは、表層の筋肉からほぐす。背部の僧帽筋や肩甲骨周り、肩の筋肉など首から影響を受けていると思われる筋を緩める。かなり、慢性化している状態なので1回・2回と徐々に表層から深部へと施術の範囲を深めていく。週1回を4回でかなりの症状が改善、10日間隔を2回の計6回で深層の患部の施術を行い首・肩腕の張りがなくなり、後方を振り返る動作も違和感なくできるようになった。

【その後】

首の捻れの改善は不十分であるため施術は2週間に1回を継続中。首の前部のストレッチと、肩甲骨の可動域を上げる運動を行なっていただいている。

▷ 仰向けが辛い

 

【年齢】60 代  【性別】男性 

主症状▷仰向けが辛い 初回来院日▷2019年1月

10年ほど前から首や腰に痛みを感じる。歯医者で座る時のように、ずっと上向いていることも苦手。10年ほど前から首や腰に痛みを感じる。特に、歯医者で治療を受ける時のように仰向けになると肩や手の先までシビレが生じる。眠りも浅く、特に寝つきが悪い。耳鳴りも時々生じる。血圧は高い。

【状態】

首の筋肉はかなり張りがあり肩も含めてカチコチに膨隆。長年のシビレの影響か、腕の筋肉も張っていて手のひらまでパンパンの状態。運動はあまりしていないとのことで、背中の筋肉は首肩ほどの張りはなく、組織の癒着が見られる。頬の咬筋にも硬結があり、就寝時の食いしばりが推測される。本人も仕事のハードさと症状が連動しているように自覚しており、ストレスなどとの関連性が疑われる。足の裏までむくみも強い。

【施術】

初めは、頭皮やこめかみ・耳の周り・頬など頭部の筋の緊張を解くため推拿を行う。肩から手の先の同様に推拿を行う。ふくらはぎから足裏も同様に推拿、四肢末端からむくみ・血流の改善を行い、体全体の巡りを良くしていく。最後に、首から背中腰にかけて推拿を行い、首の筋をゆるめる。2・3回の施術では効果はあまり見られなかったが、繰り返し施術することで、睡眠の向上などの回線が少しづつ見られるようになった。また、首の前部も推拿を施すことで、シビレの程度も軽減されてきた。

【その後】

仕事や体調の変化で症状が出たり出なかったりしているが、全体的には落ち着いてきている。ラジオ体操を日課にして、運動の解消や気分転換に取り組んていらっしゃいます。

▷ 肩から指先までシビれる

 

【年齢】50 代  【性別】男性 

主症状▷仰向けが辛い 初回来院日▷2019年11月

最近右肩が痛い。特に、肘を上げて後に引くと痛みと痺れが強く出る。次第に、右腕親指側が痛くなり、続けていたゴルフも中断。視力に大きな左右差と複視があったが、治療の最中に手術で改善。

【状態】

首・肩・腕共に痛みと痺れの影響で筋が拘縮。特に、肩甲骨周りの筋が硬くなっている。腕も上腕二頭筋と親指側の筋肉がとても硬く、手の動きにも支障が出る様子。背骨の際にも、硬結が点在し、腕や肩の動きを制約しているよう思える。目の手術の後、肩の状態もかなり改善。動きは少し改善されたが、筋の拘縮と痛みやシビれはまだ残っている。

【施術】

肩の筋の硬さを取るために、まずは背中から踵まで、硬結を推拿でほぐしていく。続けて、肩関節の周りの筋の緊張を解き、腕から指先まで気血の流れをつけていく。肩関節が特に硬いので、筋の緊張を除きながら可動域を高めていく。後頭部・首の前側の筋も張りが強かったため、推拿を施す。肩のシビれ自体は最近のことだが、昔からのめの状態の影響で、治療にも少し時間がかかったが、肩関節の可動域も広がり、肘を引いても痛みや痺れはかなり緩和された。

【その後】

肩甲骨の可動域確保のために、自宅でデキるストレッチを実践していただいている。動きも良くなってきたので、ゴルフも可能な運動状態なので再度楽しんでいただくことをご提案させていただきました。

▷ 両肩が上がらない

 

【年齢】40 代  【性別】男性 

主症状▷両肩が上がらない 初回来院日▷2021年9月

初めは、左肩が上がらず五十肩かなと思っていたら、2ヶ月ほど前に右肩も上がらなくなってしまった。普段は、サーフィンなど運動や仕事上も体を使うため、肩もよく動かしていた。返って、手の使い過ぎのせいか、右手は握る動作に制限がありキーンベック病の診断された。両腕が上がらないため仕事をお休みしている。カイロプラティックに行って、頸のアジャストをしてもらったら少し楽になったとのことだが、動きは変わらず知人の紹介で来院。来院時は、右肩にヒアルロン酸を注射したそうで、動きは少し良くなったとのこと。

【状態】

左肩は、外転で30°程しか上がらない。右肩は、注射のせいか60°くらいまで上がる。右掌は厚く硬くなっていて手指への血流の悪さみられる。肩甲骨の外側と上部の筋が拘縮、右の頚部後面の筋も張っている。首・肩・腕共に痛みと痺れの影響で筋が拘縮。お風呂に入ると楽になるので、毎朝晩お風呂に入っている。。

【施術】

肩の痛みはオーバーユースの可能性が高いため、まずは右腕から指先にかけて推拿。筋の拘縮の他に筋の疲労も回復させるために腕の表裏ともに弛め、血流を良くしていく。腕の可動域を上げる準備として、肩甲骨周囲の筋もほぐし、肩関節の詰まりを広げていく。3回目の施術くらいから可動域を広げていき、両腕共に最初は動きを手伝って、だんだん自分だけで上げるようにしていく。痛みは、上げるわずかな角度の違いで生じたりすることもあるが、5回目の施術で自力で肩を180°近く上げれるようになった。

【その後】

腕の血流を良くしてもらうために、腕もみをお勧めしている。特に、手首が硬いので、手を使う作業があるときは、手を休ませる時間も作りるよう気をつけていただいている。

手・足

 

▷ 正座ができない

 

【年齢】70 代  【性別】女性 フルマラソンに参加・水泳も得意な健康的な女性

主症状▷正座ができない 初回来院日▷2021年5月

悩みは、右足の張り。足の芯に棒が入ったような感覚で、足を曲げて、特に正座をしたときに膝の裏が張って完全に正座ができないので困っている。ランニングや水泳をするときには問題ないが、運動後は足がパンパンになる。

【状態】

右足を触ってみると、硬いゴムのように張っていて、赤く鬱血したように見える。

柔軟性はあまりなく、膝裏も柔らかさがないため曲げることはできるものの、他の関節と同時に曲げると痛みが生じる。

施術 

膝の柔軟性の確保を目的として、脚の後面の張りを除くため推拿を施す。合わせて、足首・股関節の可動域を改善。術後、膝の屈曲の角度が向上。2回目の施術後から膝の裏にクッションを挟んでの正座が楽にできるようになり、4回目の施術で正座が可能になった。

その後

運動をした後は、張りが強くなるため、大腿四頭筋やハムストリングなどのストレッチを念入りに行って頂くようにしていただいたことで、脚の柔軟性や赤みの減少が見られるようになった。

▷ 膝に水が溜まる

 

【年齢】60 代  【性別】女性 

主症状▷膝に水が溜まる 初回来院日▷2021年8月

前の治療院の患者様。2年ぶりに来院。4年前に膝に水が溜まったため整形外科を受診。第5腰椎分離症と診断される。水を抜く処置を行なったものの、腰・腿・ふくらはぎが痛ダルさが続き来院。首から腰、足先まで推拿を施し、症状がかなり改善した。今回の受診は、再びふくらはぎの怠さを感じ、また膝に水が溜まりそうなので来院。リウマチの持病があり、腰椎は全て軽度の変形が見られる。歩行に支障はないが、疲れやすさを感じる。

【状態】

本人は右足の膝の違和感を訴えている。確かに、足首は少し内反して硬く柔軟性が失われた状態。腰部は、左右ともに筋肉の張り、臀部、特に仙骨の両脇上部を中心に硬結がある。太腿後面にも繊維状の硬結が多く見られ、ふくらはぎ・アキレス腱までの柔軟性を阻害しているように感じる。一番張りが強いのが、首の付け根付近。腰と肩の上下から痛みと柔軟性が失われ、背中の動きが制約されている。

【施術】 

以前と同じように、初めは首から施術。腰の硬結は強いので、臀部の筋をほぐし、繊維化した大腿部の筋を緩め、ふくらはぎと足首の緊張を解く。上記の手技を繰り返すことで、腰部の硬結も緩み、背中全体の緊張も除かれてきた。

1回の施術だけでかなり楽になったとのことで、1ヶ月に1回程度の定期的なメンテナンスでケアしていくことになった。

【その後】

脊椎の変形に伴い、姿勢も悪くなりやすくなっているので、肩甲骨を動かしながら胸を広げる柔軟運動を定期的に行なっていただいている。

▷ 足の甲がつる

 

【年齢】70 代  【性別】女性 

主症状▷足の甲がつる 初回来院日▷2020年7月

4・5年前に転倒して、右大腿骨を骨折。手術後、リハビリを行い、歩行は可能になったが、歩くことに消極的になり外出が極端に減ってしまった。心配したお嬢様からの紹介で来院。家では、自分で歩けるとのことだが、外出時は介助がないと心許なくで歩けない。しかし、杖や車椅子を使わず自分で歩きたいという気持ちが強くあり、術後の筋力の低下を気にしていることもあり治療を希望。特に際立った痛みやシビレなどはないが、足の甲を中心に、足がつることが頻繁にある。

【状態】

歩き方は、膝の曲げ伸ばしが難しいようで、小刻みな歩行。触ってみると、膝は膨大し硬結がある。右大腿部後面の外側は筋が萎縮し、股関節の動きを制限している。代わりに、左股関節並びに腰部は膨隆し、筋の張りが強い。足の甲・裏ともにむくみが強く、むくみは足首から膝下まで下腿全体に見られる。

【施術】 

初めは、体全体の緊張を除くために、背中全体を推拿。腰部・仙骨・尾骨周辺も同様に行い、脚の後面・足首から足の裏まで何度も行う。次に足底・足の指を柔軟し、アキレス腱と足首の柔軟性を回復させながら、膝との動きを確認。膝の周りの筋肉を弛めていくと、膝の硬結も柔らかく変化。足を底屈した時にあった痛みが徐々に解消。その後、メンテナンスも兼ねて定期的に来院。今では、足がつることは全くなくなった。

【その後】

足がつることはなくなったが、外出での歩行に関しては依然として不安がある様子。無理に歩行を進めることは控え、椅子に座ってリズムよく足踏みをするなどして筋力が低下しないようにしていただいている。

▷ 足の外側がつっぱる

 

【年齢】50 代  【性別】女性 

主症状▷足の外側がつっぱる 初回来院日▷2020年8月

20代の頃から腰痛を抱えており、30代でぎっくり腰を経験。数年前には、椎間板ヘルニアと腰椎すべり症と診断される。右脚の外側と後面から足裏まで痺れがあるのと、股関節の奥の方に痛みを強く感じる。足の裏に濡れた所を歩くような感覚もある。座っても寝ていても違和感があり、寝起きは腰が固まった感じがあり、常に困難を感じている。

首。肩のこりもひどく、頭痛を感じることも多い。

【状態】

腰部は張っているものの、長期の腰痛の影響で萎縮か見られ、首肩のこりも重なり、背中の柔軟性がかなり失われている。足首のむくみが特に強く、内反(いわゆる鎌足)し、外重心になっている。そのため、下腿外側の筋肉には硬結があり、股関節も外に開くようなバランスになっている。本人は腰から右足の痛みを訴えているが、触ってみると左腰の方が張りがある。臀部は骨盤の前側と坐骨神経の付近に硬結が見られ、詰まった感じになって股関節の動きを制限してる。

【施術】 

初めは、背中・腰部・臀部・大腿部と下腿後面と外側に、全体がゆるむように鍼治療。その後、下腿の後面から足裏・下腿外側から足の指にかけて推拿を行う。特に、足関節は念入りに行い、最後に股関節を動きを良くするため推拿を行う。痛足の腰部には、しっかりアプローチしなくても脚全体の血行が良くなり柔軟性が出てくることで背中や腰の柔らかさが出てくるようになった。施術初期の頃は、シビレや痛みの症状が出たり出なかったりを繰り返していたが、徐々に症状は緩和し、ペットの散歩や長い距離(皇居を1周するくらい)の歩行にも支障がなくなってきた。

【その後】

違和感は完全に消失したわけではないが、施術頻度は1週間が1ヶ月に、今では半年に一回程度と、症状が出る頻度は穏やかに下がりつつあり、足元を冷やさないことと、適度な歩行、背中と脇の柔軟を日常的に行なっていただいている。

▷ 足の裏が痺れる

 

【年齢】80 代  【性別】女性 

主症状▷足の裏が痺れる 初回来院日▷2021年5月

10年ほど前から腰の痛みと足の痺れや違和感を感じるようになった。特に、足の裏が砂利を踏むような感じや濡れた所を歩くような感覚があった。様々な治療を行ったが、なかなか効果が出ず、痛みも増す一方。屈む動作や歩いて暫くすると痛みが強くなる。耐えきれず、整形外科でブロック注射を8ヶ月、リハビリと併用して通ったが痛みが治らず悩んでいた時に来院。腰から右足の後面及び外側の痛みと足首の浮腫、足の裏の痺れがある。整形外科では、脊柱管狭窄症と診断。寝ていても痛みを感じるために、痛み止めをほぼ毎日服用していた。

【状態】

初めは、痛みのある右腰から施術。仙骨周辺にかなりの硬結があり鍼と推拿を併用。足の浮腫が少しずつ解消されてくると、3回目の施術以降、違和感は右から左に変化。原因と思われる左側の治療を行うことで、1ヶ月後には、就寝時の痛みはほとんど無くなり、痛み止めを飲む回数も減る。4ヶ月後には、痛み止めは必要なくなり、歩行時の痛みも減少。6ヶ月後には、以前は怖くてできなかったしゃがむ動作もできるようになった。

【施術】 

初めは、背中・腰部・臀部・大腿部と下腿後面と外側に、全体がゆるむように鍼治療。その後、下腿の後面から足裏・下腿外側から足の指にかけて推拿を行う。特に、足関節は念入りに行い、最後に股関節を動きを良くするため推拿を行う。痛足の腰部には、しっかりアプローチしなくても脚全体の血行が良くなり柔軟性が出てくることで背中や腰の柔らかさが出てくるようになった。施術初期の頃は、シビレや痛みの症状が出たり出なかったりを繰り返していたが、徐々に症状は緩和し、ペットの散歩や長い距離(皇居を1周するくらい)の歩行にも支障がなくなってきた。

【その後】

完全に脊柱の狭窄が解消したわけではないので、無理をすると腰の張りが強くなるため、寝起きにゆっくり体を回旋させる運動と足首の柔軟も日常的に行なっていただいている。

▷ 鼠蹊部の痛み

 

【年齢】50 代  【性別】女性 

主症状▷鼠蹊部の痛み 初回来院日▷2019年2月

左の鼠蹊部・臀部からふくらはぎにかけて痛む。痛みは、鈍く重い感覚。別の鍼灸院に通っていたが、痛みがなかなか取れず来院。10年以上社交ダンスをおこなっているが、近頃は疲れやすくなった。疲れているけど眠れなかったり寝た気がせず、一度起きると寝られずに睡眠時間も短くなってしまった。頭痛もあり、一度始まると2〜3日続く。足の冷えも感じやすく、むくみも気になる。内科で、甲状腺機能低下症の疑いありと診察されている。

【状態】

臀部坐骨神経付近や腰部・骨盤周囲などの筋の硬結はそれほど見られない。代わりに大腿部は筋緊張が見られる。同時に、腹部の筋にも張りがあり、ダンスの際には腰の動きを制限していると思われる。脚には、静脈瘤が多く見られるため、深層の筋や筋膜に問題があり、これも鈍痛を引き起こす原因と考えられる。首・肩は張りが強いが、軽く揉んでも痛がる状態で、筋緊張が強い。

【施術】 

全体的に、筋緊張が強いため推拿は行わず、首・肩から背中・腰と鍼を行う。首・肩は表層の筋膜が強く張っていたので鍼がかなり作用。続いて、臀部の坐骨神経付近中心に鍼を行う。気になっていた鼠蹊部やふくらはぎまで響いたようで、疲れがとれたとのこと。最後に大腿部の緊張を緊張を除くように、下腿前面に鍼を行う。定期的に、鍼を中心に施術を継続。今では、睡眠は向上、頭痛はたまに起こるが長引くこともなくなった。何より元気になり、胃腸の調子も良くなったとのこと。

【その後】

疲れたり、気が塞ぐこともあるが、定期的に施術を行うことで、上手く気分転換と体を整えることで、心身ともに安定的な状態を保っていただいてる。

▷ 足がムズムズして眠れない

 

【年齢】70 代  【性別】女性 

主症状▷足がムズムズして眠れない 初回来院日▷2015年

就寝するとすぐに足が痛痒く眠れない。起きて足を床につけると落ち着いて、しばらく歩くと痛痒さがなくなる。いわゆる、レストレッグス症候群(むず脚症候群)この症状が出る前に、かなりのストレスがあり、うつのような症状が出たため、心療内科にも通院している。胃のむかつきを強く感じることが多い。

【状態】

ストレスやムズムズ感を長い間感じていたせいか、かなり体重が落ち、気持ちが塞ぐことや安定しないことがある様子。脚の脛の筋肉やその周囲の筋肉、加えて手の筋肉も痩せてしまっている。便秘気味。体力は、疲れて動けないようなことはなく、お孫さんの面倒もしっかりみられるほど。抗うつ剤・睡眠導入剤を服用。生活は規則正しく、食欲もあり適当な食生活。

【施術】 

全症状は、薬の影響も考えられるが、胃の調子を整えていくことから始めお腹に推拿を施す。同時に、便秘気味の腸全体を整えていく。お腹の冷えが強かったため、漢方燻蒸で背部・腰仙部を温め、血流を良くしていく。温めると気持ちがスッキリするとのことで、2週間に1度の間隔で施術を行い徐々に睡眠が取れるような状態になっていった。

【その後】

お腹の調子が良くなることで、少しづつ薬を減らしていくことができ、どうしてもというとき以外は睡眠導入剤は飲まなくても大丈夫になった。足のムズムズは症状が出たり出なかったりを繰り返ているので、継続的な施術で気持ち的に落ち着くことで症状の緩和を図っている。

▷ 下半身に力が入らない

 

【年齢】50 代  【性別】女性 

主症状▷下半身に力が入らない 初回来院日▷2022年2月

腰から下、脚が弱々しく感じる。力が出ない。以前から、足の指先まで痺れを感じるので、病院で診てもらった。結果は、脊柱管狭窄症。脚の痺れの原因はわかったが、病院のリハビリなどでは痺れが改善せず、痛み止めを処方されるのも嫌なので来院。

【状態】

ストレスやムズムズ感を長い間感じていたせいか、かなり体重が落ち、気持ちが塞ぐことや安定しないことがある様子。脚の脛の筋肉やその周囲の筋肉、加えて手の筋肉も痩せてしまっている。便秘気味。体力は、疲れて動けないようなことはなく、お孫さんの面倒もしっかりみられるほど。抗うつ剤・睡眠導入剤を服用。生活は規則正しく、食欲もあり適当な食生活。

本人は、脚の筋力が思うほどなく、入らない。診ると、筋力は低下しているようで体のバランスとしては少し細いように見える。疲れやだるさを腰の部分に感じている。長期に痺れが強い人に見られる筋の拘縮はあまり見られないが、太ももの外側の筋肉が硬くなっている。足首と足底が同じように硬く、冷えも強く感じるとのこと。時々、ふくらはぎが攣ることもある。反して、上半身は首肩の張りが強く気血が滞っている。

【施術】 

体の上下の気血の巡りを良くするため、初めに上半身から腰にかけて推拿を行う。腰から太腿の外側にかけて、硬くなった筋肉を集中的にほぐし、ふくらはぎ、足底の柔軟性を回復していく。股関節の動きを確認しながら鼠蹊部の張り具合を調整し、気血の流れを良くしていく。

【その後】

術後は、脚に温感を感じるようになり、脚に力が入るようになってきた。歩くことは苦手だが、散歩をするようにしている。股関節の柔軟性をつけたことで痺れも少しずつ改善している。

 

▷ 突然の膝痛

 

【年齢】50 代  【性別】男性

主症状▷突然の膝痛 初回来院日▷2022年5月

右膝を曲げると痛い。今まで膝なんて痛いと思ったことがなかったが、急に痛くなった。特に膝を曲げた時に痛くなり、膝痛で長い間悩んでいる人もいて、心配で来院。

【状態】

この患者様は、以前から疲労回復と不眠解消のためにご来院いただいておりますが、膝が痛いのは初めてのこと。何か、原因は?と伺っていくと、「最近、数日かけて庭のお手入れを長時間やっていた」とのこと。どんな姿勢で行っていたか尋ねると「ずっとしゃがんでいた」と。今回の膝痛は、おそらく膝を中心に脚後面の血行不良が原因で大腿部・下肢の筋肉の疼痛が生じたと思われます。庭仕事や掃除・片付けなどの作業は、気づかないうちに長時間の連続作業になり、体がダメージを受けるケースが少なくありません。休みも取らず、水も飲まず、只々ひたすら作業を行っていると圧迫や労作性の血行不良のなり筋肉・神経の疼痛を引き起こすことがあります。正座して足が痺れるのと似たような状態です。湿気が多く蒸し暑い季節には熱中症になる危険性もあります。実際に、大腿二頭筋・内転筋群とふくらはぎの筋が硬くなっていました。

【施術】 

原因が庭仕事ということもわかり、大腿後面とふくらはぎに推拿を行い、筋の緊張を緩めました。ただ、庭仕事は手作業ということもあり、右肩肩甲骨周りから背中の筋肉も腰まで張っていたため、同じく推拿を行い筋の張りを取りながら背中全体の左右のバランスをとりやすい状態に施術しました。

【その後】

ご本人も、しゃがんでの作業はいけないと気づいていたようで、小さな椅子に座って作業をするように切り替え始めていたとのことで、休み休み行うようにお話しいたしました。加えて、これからの時期は湿の影響で膝など関節の痛みや違和感の出やすい時期に入るので、長時間同じ姿勢にならないで姿勢や動きをこまめに変えて、体の柔軟性を確保するようにお伝えいたしました。

自律神経

▷ のぼせて寝れない

 

【年齢】60 代  【性別】女性 

主症状▷のぼせて寝れない 初回来院日▷2019年8月

1年前から更年期のような症状が出て、寝ようとすると頭がのぼせて寝られない。婦人科では、貼るホルモン剤と漢方薬(桃核承気湯)を処方される。しかし、3ヶ月ほどして耳鳴りがひどくなり、ますます不眠になってしまった。来院前は、加味逍遙散を処方されるが、改善が見込めなく知人から紹介されて来院。

【状態】

不眠が長く続いているせいか、かなり痩せて特にお腹の冷えが強い。首から腰にかけて背中が硬くなっていて、体全体の緊張が見られる。足の内側の浮腫もあり、流れが悪くなっている。口が苦く感じるなど唾液の分泌も少ないようで、喉か詰まる感じもする。他にも、便秘気味など、相対的に交感神経が優位な状態が長く続いているように見える。

【施術】 

まずは、横になってしばらく安静にしてからお腹に推拿を施す。脈が早かったので、血流を考慮しながら、冷えて硬くなったところを確認しながら、腸の動きを整えていく。呼吸と共に、腸の動きが出てきたところで、少しづつ刺激を与えていく。お腹から鼠蹊部、そして太ももから足先にねっかんを感じられるようになってたところで、背中の施術に。背中は、区部から尾骨まで撫で下ろし、筋の緊張を解いていく。弛んできたところで、腰から首の付け根まで刺激を与えて、背部の血流を良くし、自律神経周囲の状態を良くしていく。初めは、腸の動きが良くなり便秘などの改善がみられるようになったが、不眠の状態は3回目の1ヶ月後にようやく落ち着いてきた。

【その後】

後頭部・首周りの筋の緊張がなかなか除けず、耳鳴りを感じる期間は不眠以上に長かったが、お腹や脇腹を施術することで感じない期間が長くなってきた。痩せていても体力はある方なので、消費してもエネルギーを補えるような食事をとっていただくようにお勧めしている。

▷プチパニックに襲われる

 

【年齢】40 代  【性別】女性 

主症状▷プチパニックに襲われる 初回来院日▷2016年5月

時々、慌てたりビックリしたり、少しパニックになることがある。仕事が忙しく、疲れやすい。メガネをかけて仕事をしているせいか目が疲れ、見えにくくなることがある。食生活も不規則で、夜に中華料理などの重めの食事を取らなければならないことも多い。5年前から花粉症になり、4年前には乳腺炎、今年に入ってからは蕁麻疹が出るようになった。副鼻腔炎や咳が止まらない症状もある。漢方薬(逍遙散)を服用している。

【状態】

不仕事の忙しさにより、常時交感神経が優位の状態と全体的に炎症反応がみられる。生活の不規則さから臓腑もうまく活動していないようで、お腹の張りと下肢のむくみ、首肩の張りがみられる。

【施術】 

まずは、興奮状態を落ち着かせるためお腹に推拿を施す。特に、腸の動きが悪く消化不良と便秘気味でもあったので腸全体を整えていく。デトックスにも興味があったので、お腹を温めながら、お腹から肋間、お腹から鼠蹊部と周りにも施術を施し、背部の硬い所に施術。同時に、背面から肩甲骨周り。肩首の菌を弛め、脇の張りを散らしていく。目の周りも血行が良くなるよう、強張りを弛め、頭部から足先までの緊張を解いていく。初めは緊張がなかなか除けなかったが、吸玉なども併用して、腸の動きが良くなる施術を根気良く行う。食べ過ぎなければ、体の調子も良く、便秘と目の疲れの改善がみられた。

【その後】

消化を促進し、腸内環境の改善を図るために、玄米食をお勧めした。デトックス効果もあるため、全身の炎症症状の緩和を図るとともに、呼吸を整えることで緊張の緩和を図ってもらうようにしている。忙しいが、お風呂にはゆっくり入っていただくようにお勧めしている。

▷コロナ後遺症?

 

【年齢】40 代  【性別】女性 

主症状▷コロナ後遺症? 初回来院日▷2022年4月

昨年9月にコロナ陽性に。症状は微熱と扁桃腺が腫れた程度の軽症だったため2週間の自宅療養。熱や扁桃腺の腫れは治まったものの、何か体調がすぐれない。そのうち治るだろうと思っていたが、年を越しても、なんとなく違和感がずっとある状態。足のむくみもあり、胃の調子も良くなく動いていない感じがする。体調がすぐれないのは、コロナのせいなのか?胃腸のせいなのか?明日から遠方に出かけなければならないため、気になって来院。

【状態】

お腹を診て、触れるたがそれほど張りはなく、すぐ胃腸がゴロゴロと動く。温度も下腹部に若干の冷えはあるが、特に冷えが強いわけでもない。足はむくみというより冷えが強くあり、手も含めて四肢の冷えは強く感じる。疲れもあるとのことで、気血の流れが悪いのかと思っていたが、冷えの感じを含めてかなり奥深いところまで冷えなどの症状が感じられる。

【施術】 

表面的な気血の巡りを良くしていくことでは、症状が改善しそうにはなかったので、時間をかけて押圧していく推拿を行う。コロナの影響なのか判断できないが、胸部肋骨周囲の筋・膜の拘縮が見られるために推拿を行い、滞留しているものを押し流していく。肩周りの動きを良くして、頭部への血流を良くし、疲れを取れやすくした。

【その後】

本人が気にされていた胃腸の動きというよりも、自分の思っているほど身体が動かないことが疲れとして感じる大きな要因に思えたため、呼吸が楽になり四肢の動きが楽になる施術を行なった。毎日のストレッチや体のケアというよりは、力を抜いて体を楽にするやり方を紹介して、深く楽な呼吸をにできるようしていただいた。

▷汗が止まらない

 

【年齢】40 代  【性別】女性 

主症状▷汗が止まらない 初回来院日▷2022年4月

汗が、とにかく止まらないで困っている。寝ていても2・3回着替えないと汗でびっしょりになる。通勤で電車に乗っている間も止まらず気になって仕方がない。気になると睡眠不足になってしまい悪循環なっているように感じる。婦人科系の持病もあったので婦人科や睡眠外来にも通ったが効果がなかった。甲状腺機能低下傾向にあり経過観察とのこと。肩の石灰沈着性鍵盤炎にもなってしまい、右肩痛もあったので来院。

【状態】

病院に行っても症状が改善しないこと、原因がはっきりしないことは、誰にとっても不安で症状の悪循環につながっていくケースが多い。汗をかくので何度も起きて眠れず、眠れないから余計に汗をかく状態。自律神経の亢進状態が1日のうち大半を占めているので、体温も高めになり、胃腸の調子も悪くなっている。長時間の自律神経の亢進は、肝の気の高ぶりを招き、胃腸の機能低下は、脾の気を萎えさせます。(※肝の気の高ぶりとは、かんのむし(疳の虫)と同じような感じです。子供ではないので泣きじゃくることはありませんが、不安や気持ちが落ち着かなかたったりしやすくなります。脾の気の低下は、血管や細胞などの様々な器官から水が漏れやすくなります。)汗をかきやすさは、この脾の気の低下が改善される可能性があります。

【施術】 

初診ということもあり、余計に汗をかいてしまったり、脈が参考にならないことは気にしないようにご本人にお伝えする。気を落ち着かせようとすると、余計に気が高ぶってしまう場合が多いです。初めは仰向けになってもらいお腹の状態を診て、緊張を解いていきます。ゆっくり、少しずつお腹が動くようになってから、うつ伏せになっていただき、背中の張りを推拿で緩め、自律神経の緊張を緩めていく。肩に関しては、リハビリも行っているとのことでしたので確認程度にして、脾の気の改善を意図的に行う。最後に、頭面の緊張を緩めて終了。

【その後】

ご本人は、施術中も汗をかくのではと不安だったようですが、ほとんど汗はかかなかったことに驚いていました。施術後には怠くなるので、ゆっくりしていただくようお伝えしました。ゆっくりと体調は変化していくので、定期的な施術をお約束しています。

 

▷声のような耳鳴り

 

【年齢】70 代  【性別】女性 

主症状▷声のような耳鳴り 初回来院日▷2019年6月

左ニュースを聞いているような耳鳴り・誰か喋っっているような耳鳴りや飛行機の中にいるような耳鳴りが頻繁に起こる。左耳に感じることが多い。左足の外反母趾。母趾がかなり外反。左膝に痛みがある。10年以上前に、転倒して右上腕骨を骨折。首・肩・背中(特に肩甲骨)の筋肉に拘縮が見られ、左右のバランスがとれていない。

【状態】

首は、左右の胸鎖乳突筋の張りに違いがあり、第1・第2頚椎周りの筋の硬さも違いがある。肩の高さにも違い意があり、右の肩甲骨周りの筋肉は萎縮している。背中は肩甲骨中部から下部の高さで、やや右側に側湾。体全体もやや右が前にねじれている。腰は、腰椎の3・4番付近の左側にかなりの硬結があり、骨盤上部腰付近の臀筋や骨盤前側の大腿部付け根付近も硬くなっている。アキレス腱も、左右で左が細いなどの違いが見られる。母趾の外反・左右の筋の違いや背中の側湾・体のねじれなどのアンバランスが耳鳴りに影響している様子。体力的には年齢よりかなり若く感じられ、非常に元気で姿勢も良い。だが、胃もたれのような不調はたまにある。

【施術】 

日常生活でのバランスを改善していただくために、足の外反母趾並びに足首・膝・アキレス腱・ふくらはぎ、そして腰・臀部と下肢中心に施術。鍼が苦手な為、全て推拿で行う。膝は比較的早い段階(2回)の施術で良くなってきたが、問題は耳鳴り。強くなったり。弱くなったりを繰り返しているが、決まって症状が緩むときは下肢と腰を施術した時。腰は、肩や背中の肩甲骨周りを施術すると調子が良くなる事が多いので、体の背面船体を施術することで、耳鳴りの大きさも小さくなってきていいる。また、首の前側も施術したことで、胃の不快感も全く気にならなくなったとのこと。

【その後】

耳鳴りは、程度は軽減できたものの頻回しているので、引き続き左右の筋のバランスと体のねじれを改善するよう心がけている。運動もゴルフを行い、食事もできるだけ気をつけているとのことなので、継続的な施術によるケアをしていただいている。

▷こめかみが痛い

 

【年齢】70 代  【性別】女性 

主症状▷こめかみが痛い 初回来院日▷2021年8月

左右のこめかみが痛くて良く眠れない。頭痛やめまい・ふらつきの症状もある。若い頃から偏頭痛にも悩まされている。左腕の痺れと足の痺れもある。昔から胃も悪く、胸焼けと胃酸が上がってくるような感覚がある。受信した整形外科では、頚椎症と診断される。リハビリと電気治療を行なっていたが、一向に良くならず来院。他に、血小板増多症にてバイアスピリンを服用。

【状態】

頚椎症ということで、首を触診すると頚椎上部が右にズレている。肩甲骨周囲の筋肉も拘縮。また、咬筋が硬く、就寝時に食いしばりがあると思われる。

【施術】 

頭・胃・肩・足と症状が全身にあるため、頭部だけでなく全身を推拿で調節。気血の巡りがよくなるように心がける。頚椎のバランスも失われているので、関連する筋、特に肩・肩甲骨の筋肉を推拿。お腹の調子を整え、気を落ち着かせるために、首の前と背中・腹部に推拿を施す。

【その後】

1回でかなり楽になり、こめかみの痛み自体は3回目くらいには気にならなくなってきた。足の痺れや腰の痛みと耳鳴りは、まだ少し残っている様子。冷えを感じやすいこともあり、夏場でも足元は冷やさないよう気をつけていただいている。