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  • sabrina-yokohama

お客様だけど名医

以前、このブログで殆ど歩けなかった御義父様を駒沢公園一周歩けるまでに付き添ったお客様の話をご紹介しました。私自身もこの話を伺い、人の身体の可能性を強く信じ、より治療に励むことができるようになりました。しかし、このお客様、奇跡はこれだけではなかったんです!!


猫寝具

お客様直伝!認知症との向き合い方

2021年日本の人口に占める65歳以上は3,000万人を超え、29.1%。世界第一位。2位のイタリアが23.6%なだけにいかに日本が突出しているかがわかります。

認知症患者数は65歳以上では2012年15%という割合だったものが、2025年には5人に1人、20%になる推計があります。「平成29年度高齢者白書(内閣府)」

認知症には、アルツハイマー型・血管性・レビー小体型など様々ありますが、ここは触れません。本題のお客様の認知症の話に戻ります。

お客様の御義父様が入院し手術することになったそうです。手術は見事成功したのですが、、、術後、ボケてしまったそうです。社会的に重責ある仕事をしていて博学であったのに、家族のことすら忘れてしまった(お客様の言葉をそのままお伝えしています。)そうです。

東洋医学では、認知症は「心気の働きの低下」が原因と考えられています。「心気」は脳が正常に働くために必要なものですが、ストレスや環境の急な変化などとによって弱くなってしまいます。大きな手術や入院なども「心気」に影響したのかもしれません。

多くのことを忘れてしまった御義父様、お客様があることを繰り返し行うことでボケが解消しました。虎ノ門の病院の先生もこれには驚いていたそうです。

さて、お客様は何を繰り返し行なったのでしょうか?


答えは「しりとり」です。


変化と繰り返しの重要性

この「しりとり」初めは全く続かなかったそうです。というか、一つ一つ続く言葉を教えてそれを言葉に出して言ってもらう。そんなことを毎日続けていたそうです。そうしていくうちに、少しづつ言葉が出てくるようになり、つながり、続くようになったそうです。しりとりが続くようになった頃には、いろいろなことが思い出せるようになり、快方に向かっていったそうです。

前回の話、病気で家に篭りがちになり足が象のように浮腫んでしまったのを見かねて、公園まで連れて行って歩けなかったところから、公園一周(約2.1km)歩けるようになった。これだけでも驚きでしたが、今回の話もさらに驚きで、もはや私とお客様のどちらが治療家なのかと。ただただ、敬服するしかありませんでした。

そんなお客様から重要性を再認識したのは、「変化」と「繰り返し」です。特に「変化」については、私が治療で最も意識していることの一つ。毎回違う言葉を続ける「しりとり」同様、「施術」も毎回お客様に合わせて変化させながら行います。「変化」があるから「気血」に流れが生まれ、自然に心身が整う。これが、東洋医学(中医学)根本です。そして、少しずつでも「繰り返し」心身をケアすることで、健康に導く「養生」がいかに大切か。今回、改めてお客様に教えていただきました。実は、さらにさらに、このお客様は別の家族の健康も救っているのですが、その話はまた今度。


心身を慰れば、必ず心身は応えてくれる

現代社会では、自分の心と体を良いう状態にだけ保つことはとても難しいことです。運悪くどんなに気を使っていても病気になってしまうことは誰にでも起こりうることです。体調が悪くなってしまったからもうダメだと諦めないでください。どんな状況でも、少しでも心身を慰ってあげることはとても重要なことです。心身はすぐにはっきりと応えてくれるわけではありません。少しずつ、小さくても確かに応えてくれる。今回のエピソードでそんなことを強く感じました。




東洋医学は美容と健康に役立つエッセンスの宝庫。

でも、東洋医学(主に中医学)は漢字ばかりで難しそうなイメージが・・・

このブログでは、そんな方にもわかりやすいように、学問としての東洋医学ではなく、

実際の治療現場で目にしたり・自分が経験した事例を元に、東洋医学をご紹介します。

(化粧品業界で13年、治療現場で12年の私個人の意見も含みます。)

きっと、あなたの美容や健康にお役立ていただけるはずです。

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