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食と健康

食事は2食?3食?


1日の食事は何回ですか?

「3食。おやつを入れれば4食、いや食後のお楽しみも入れたら5食かも。」という方も多いのでは。

現代では当たり前の食状況は近年のこと。それまでの長い時代は、大半の人々にとって食は豊かではなく2食が普通。この劇的な変化は、人の身体にとって栄養状態を改善し、長寿・人口増加という恩恵をもたらしています。何より、食べる幸福感は食欲を満たし、カラダもココロも豊かにしますよね。この食、人の健康にとってはどうでしょう?今回は、日々施術をしていて感じるとこをお伝えします。


猫寝具

昔と違う?「満腹」

「お腹いっぱい」といういかにも幸せな言葉。美味しいものをたくさん食べた時に使うことが多いですが、昔は美味しいかどうかは重要ではなかったようです。なぜなら、次にいつ十分な食事ができるかわからないということが当たり前だったからです。お腹を満たすことが重要だったのです。

近代以前、日本も西洋も人口の3/4は農民でした。今の農家とは違い実質的には支配され、朝から晩まで働かされるため、体力維持のために2食から3食に変化したと言われます。食事は労働のためであり、楽しむというよりお腹を満たす行為でした。それが現代では、季節を問わず様々な地域の美味しいものを楽しんで食べることができるようになりました。


「食と風土」

十分な食は、体に栄養と心に幸福感を与えてくれます。これは、体にエネルギーと免疫力を高めることで健康な心身を育みます。しかし、時代や地域によって食が大きく異なるように、食によって人体は大きく影響を受けてきました。肉食の習慣のある西洋人に比べ、日本人は腸が長いことはよく知られています。他にも、日本は湿潤で島国なので水が綺麗で飲料に適していますが、乾燥した大陸では水は飲料には適さず水代わりに朝からビールやワインを飲む地域もありました。当然、その地域の人々はアルコールに対する耐性は強くなっていきました。このように人の身体は風土と日常食するものによって育まれてきたと言えます。


「食と季節」

今の日本では、四季を問わず世界中の食材を沢山食べることができます。しかし、人間は動物。他の動物と同じように自然の中で暮らし、季節によって少なからず影響を受け、体も変化していきます。東洋医学では、春から夏にかけては体内で「陽気」が充実し、秋から冬にかけては「陰気」が充実していくと考えられます。


「食と年齢」

先ほど、食は労働をするために増えたと説明しました。食は労働や運動などカラダを動かすためのエネルギーになります。重いものを運んだり、歩いて移動や旅をする時代にはエネルギーは重要です。しかし、今の生活はどうでしょう?買い物はネット・移動は車では1日に使うエネルギーはそれほど多くはありません。

昔の数倍数十倍の高エネルギー食材に私たちは囲まれています。これらは、成長期には効率良く代謝し丈夫な体を作るために役立ちます。しかし、代謝が落ち、活動量が減ったからといって、食習慣を変えることはなかなか難しいことです。


「腹八分目に医者いらず

 腹七分目で病半分

 腹六分目で老いを忘れる」

自分でも耳のが痛いのですが、施術をしていてやはりそうだと実感できる言葉です。

身体は毎日の食事でできています。心は美味しいもので満たされます。健康は少しの我慢で養われます。

食と上手く付き合って健康でありたいところです。




東洋医学は美容と健康に役立つエッセンスの宝庫。

でも、東洋医学(主に中医学)は漢字ばかりで難しそうなイメージが・・・

このブログでは、そんな方にもわかりやすいように、学問としての東洋医学ではなく、

実際の治療現場で目にしたり・自分が経験した事例を元に、東洋医学をご紹介します。

(化粧品業界で13年、治療現場で12年の私個人の意見も含みます。)

きっと、あなたの美容や健康にお役立ていただけるはずです。

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