前回、施術にて「気は大切」だと言いました。
「気は、見えないのにどうやって施術するの?」と思いますよね。
実は、私もずっとそう思っていました。
通常「脈で診る」といわれますが、これが難しい、、、
「これなら!」と思えたのが、お腹を診ること
西洋医学でも「腹診」は重要ですし、「お腹は万病の元」ともいわれてきました。 具合が悪い人を気遣う時に、背中をさすったり、お腹をさすったりしませんか?
お腹に手を当てると、お腹の硬さ・温度・腸の動き・脈など色々なことが伝わってきます。
みなさん、「丹田」という言葉はご存知ですね。
場所は、へその少し下。
「丹田」の辺りには「気海」というツボがあります。
言葉通り、「丹田」は海のように「気」で満たされています。
同時に、へその下は俗にいう「下っ腹」。
お腹いっぱいだったり、姿勢が悪いとポコっと出て、
体力が無くなったりするとげっそり凹んでしまいます。
「丹田」にある「気」は臓腑(胃腸など)を正しい位置・姿にする役割があります。
例えば、胃下垂は、丹田の気の不足が原因です。
「食べてないのに、お腹周りが気になる」なんて方は、「丹田の気」が足りていないかもしれません。
臓腑が正しい位置・姿にないと、そこに「悪い気」が入りやすくなります。
そして、臓腑本来の働きができず、やがては病気となってしまいます。
「療病必求於本」
(病はお腹から)
「気」の海を満たす施術は、良薬に等しいのです。
東洋医学は美容と健康に役立つエッセンスの宝庫。
でも、東洋医学(主に中医学)は漢字ばかりで難しそうなイメージが・・・
このブログでは、そんな方にもわかりやすいように、学問としての東洋医学ではなく、
実際の治療現場で目にしたり・自分が経験した事例を元に、東洋医学をご紹介します。
(化粧品業界で13年、治療現場で12年の私個人の意見も含みます。)
きっと、あなたの美容や健康にお役立ていただけるはずです。
ความคิดเห็น